Q & A

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クワイアー/クラリネットクワイアーについて

「クワイアー」とは、あまり耳慣れない言葉だと思うのですが、いったいどのような意味なのでしょうか。

「クワイアー」(Choir)は、もともと"教会堂の内陣"という意味の言葉です。転じて音楽界一般では聖歌隊とか合唱隊のことをクワイアーと呼び、その"合唱隊"という意味がさらに転じて、「同属楽器による合奏グループ」という意味になっています。


活動について

TCCへ入団しようかなと思っています。練習は大変でしょうか。教えてください。

練習は週一回、一回2時間ですので、時間・体力的には特に大変ということはありません。また8月は夏休みとなり、祝祭日に練習はありません。学生/社会人問わず多数のメンバーが参加しています。


東京在勤・在住でなくても入団できますか

居住地による制限はありません。「東京クラリネット・クワイアー」と名前はついておりますが、どの県からでも参加できます。


演奏・曲目について

ステージの写真を見ると、ずいぶんたくさんのクラリネットがあるようですが、実際は何種類の楽器を使っているのですか。

TCCで使用する楽器の種類は、小クラリネット(Eb)、クラリネット(inBb)、アルトクラリネット(inEb)、バスクラリネット(inBb)、コントラアルトクラリネット(inEb)、コントラバスクラリネット(inBb)の6種類です。
これに、状況に応じてAbクラリネット、バセットホルン(inF)等を加えることがあります。


6種類のクラリネットをお使いだそうですが、どのような役割をしているのでしょうか、教えてください。

弦楽合奏と比較した場合、TCCの楽器編成はおおむね次のように対応しています。

Violin I Eb Cl, 1stCl
Violin II 2nd Cl
Viola 3rd Cl, Alto Cl
Violoncello Alto Cl, Bass Cl
DoubleBass Contra Alto Cl, Contra Bass Cl

管弦楽の場合、これに管楽器役(4th,5th)が加わり、おおむね次のように対応しています。(和音の都合上ほかのパートが演奏する場合もあります。)

Fl,Ob Eb Cl,4th Cl
Cl 4thCl
Fg 5th Cl,Alto Cl, Bass Cl
Hr Alto Cl
Tp 3rd Cl,4th Cl,5th Cl
Tb Bass Cl
Tu,Timp Contra Alto Cl,Contra Bass Cl
Violin I Eb Cl, 1stCl
Violin II 2nd Cl
Viola 3rd Cl, Alto Cl
Violoncello Alto Cl, Bass Cl
DoubleBass Contra Alto Cl, Contra Bass Cl

なお、TCCでは通常打楽器を使用しておりません。これはTCCでオーケストラ曲を演奏する場合に『普通に思われている以上にイミテーション(模倣)に徹する』というポリシーに由来しています。


いつも意欲的なプログラムだなと拝見しておりますが、作・編曲をされているのはどのような方なのでしょうか。
また、楽譜の貸し出しはしていただけるのでしょうか。

TCCで演奏される曲は、主宰稲垣征夫氏及びミュージカルアドバイザーの磯崎敦博氏によって作・編曲されています。

磯崎氏はクラリネット関係のアレンジャーとして長年活躍されており、東京クラリネットアンサンブルのコンサートやCDで演奏されている曲も殆どが氏のアレンジです。
作曲についても、アンサンブルコンテストのレパートリーとして使用される「兜率(とそつ)の憂い」などご存じの方も多いと思います。