Conductor & Arranger

指揮者

稲垣 征夫(Ikuo Inagaki)

東京生まれ。国立音楽大学器楽科卒。クラリネットを大橋幸夫・千葉国夫・北爪利世・小笠原長孝の各氏に、指揮法を金子登氏に師事。
クラリネットの演奏をはじめ、指揮・講演・評論などの活動を1960年代より始め、現在でも多岐にわたる分野で活躍中。
東京クラリネット・アンサンブル、クラリネッテン・カメラーデン、管楽座(木管五重奏団)のメンバーとしての
アンサンブルやソロ活動を頻繁に行っている。これまで1992年に1枚目、2001年に2枚、2005年に4枚目のCDをそれぞれ
ウィーンで制作しリリースした。

指揮者としては、現在NEC玉川吹奏楽団、長野市民吹奏楽団、東京クラリネット・クワイアーの音楽監督・常任指導者、
海上保安庁音楽隊技術顧問を務める。1991・1994・1997・2002・2008・2011・2015年に東京クラリネット・クワイアーを、
1996・1999・2003・2007年に長野市民吹奏楽団を率いてのウィーン公演が好評を博し、コンツェルトハウスから厚い信頼を得ている。
近年では、くにたち市民オーケストラなどを始めとする国内のオーケストラの指揮も頻繁に行っていて、
国外でも2001年12月、2003年2月にルーマニア国立オラデア・フィルハーモニーの定期演奏会に客演指揮者として招かれ好評を博した。

長野市より社会教育(吹奏楽)における長年の貢献に対して表彰される。また、海上保安庁音楽隊での活動に対して、内閣総理大臣、運輸大臣から
それぞれ感謝状を受けるとともに、海上保安庁長官から表彰される。 平成7年には全日本吹奏楽連盟より、全日本吹奏楽コンクールに
指揮者として15回出場したのを記念して永年出場指揮者表彰、2002年4月、永年のアンサンブルの普及活動と指導に貢献したとして
日本クラリネット協会賞を受賞。

日本ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員、日本クラリネット協会常任理事、全日本職場吹奏楽協議会会長。

編曲者

磯崎 敦博(Atsuhiro Isozaki)

東京クラリネット・クワイアー ミュージックアドバイザー。
尚美高等音楽学院研究科をクラリネット専攻で卒業。クラリネットを大橋幸夫・稲垣征夫、作曲を新徳盛史、指揮を坂本和彦の各氏に師事。
在学中より編曲に興味を持ち、卒業後それに専念。以後吹奏楽や、管楽器を中心とするアンサンブルの作・編曲家として活躍中。
きめ細やかな配慮と斬新な和音による作品は、国内外に高い評価を受けている。特に専門であるクラリネットのアンサンブルやソロの作品は
量 ・質ともに充実しており、日本におけるクラリネットのための作品の拡充に大いに貢献している。
吹奏楽のための作品も多数あり。オリジナル作品はもとより、ポピュラーにも造詣が深い。
ヤマハミュージックメディア出版の《ニュー・サウンズ・イン・ブラス》をはじめ各社から吹奏楽・各種アンサンブルの出版あり。





島田 広(Hiroshi Shimada)

高知県出身。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修士課程(作曲専攻)終了。学部在籍中に安宅賞を受賞。
'93年第15回日本交響楽振興財団作曲賞に入選。作曲を瀬戸口重利、野田暉行、三善晃の各氏に、ピアノを橋本知沙、徳川愛子の各氏に、
ソルフェージュを故アンリエット・ピュイグ=ロジェ氏に師事。現在、横浜国立大学教育人間科学部助教授。
管弦楽、吹奏楽、室内楽の作・編曲を数多く手がけるかたわら、伴奏やアンサンブルにおけるピアニストとしても活躍している。

当団とは第9回演奏会(1995.3.12)において「ピアノ協奏曲第24番 ハ短調」Piano Concert No.24 c-minor K491 W.A.Mozart の共演、
第10回演奏会(1996.3.23)を記念しての委嘱作品「カンティレーナ」Cantilenaの初演、TCC PRESENTS VII(2001.6.18)での
「ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調」Rond for Piano and Orchestra W.A.Mozartの共演をはじめ、編曲や当団主催の
ソロ・コンサートでの伴奏など、多岐にわたりお世話になっております。